ゆるめパーマのはなし
今回はゆるめパーマのお話です。
ゆるめのパーマが気になっている方や、ゆるめパーマをかけたけれど、うまくかけてもらえなかった方に向いています。
なぜ今更ゆるめパーマの話をしようと思ったのかですが、理由は肌感的にやる方が増えて来ているからです。
ゆるめパーマのメリット・デメリットやとれやすいパーマを長持ちさせる方法までお伝えできたらと思います。
内容はこちら
・ゆるめパーマについて
・ゆるめパーマその1「ピンパーマ」
・ゆるめパーマその2「平巻きパーマ」
・ゆるめパーマその3「スパイラルパーマ」
・ゆるめパーマのデメリット
・ゆるめパーマのスタイリング方法
・まとめ
読むのが面倒な方YOUTUBEに動画も上げているのでそちらもどうぞ⇓⇓⇓
【ゆるめパーマについて】
冒頭でもお伝えしたように最近はゆるめパーマが人気です。
boucleでは強めパーマをおかけになる方が全体の50%くらいと、よそのサロンさんに比べて多いのですが、最近その強めパーマがお好きな方たちもゆるめパーマに移行してきています。
そして、ご新規様でもゆるめパーマをご希望される方が多くなっています。
これはなぜなのでしょう?
お客様にヒアリングした結果は以下の通りでした。
①スタイリングが楽
・基本的に乾かしただけで形になる。
・何もつけなくても良い感じ。
・汗や湿気があってもくずれにくい
②職場やバイト先の規制にかからない
最近ではパーマに対しての理解が深まり、ビジネスマンの方でも普通にパーマを楽しめる世の中になってきています。
それでも、職場やクライアント上司の考えなどにより、パーマを楽しめない方も多くいらっしゃるのです。
ゆるめパーマであればそのような厳しい環境であったとしても咎められることなくパーマをかけることが可能だと思います。
③大幅なイメージチェンジよりもマイナーチェンジが好まれる
マイナーチェンジは最近のお客様の志向性です。
少し前までは強めのパーマをおかけになって全く違う「自分」のギャップを楽しまれる方が多かったのですが、大幅のイメチェンは似合うかどうかも判らないのでドキドキしてしまうとのことです。
そもそもゆるめパーマと一口に言いますが様々な種類があり、boucleでは大きく分けて3つに分類しています。
どのようなゆるめパーマの種類があるのか次項から説明していきましょう。
【ゆるめパーマその1「ピンパーマ」】
※パーマの違いを比較するために残り2つのパーマでも同じ人形を使っています。
このパーマは一番ゆるいパーマで、ゆるめキングですねww
元々はパーマをかけるところとかけないところの境界線にかけることで、馴染みを良くするサブ的なパーマでした。
それが
最近の韓国流行りにより、毛先が少しだけ動いているスタイルにも人気が出てきた
パーマ液の進化でピンパーマでもしっかりとかけられるようになってきた
ことでじわじわと人気が出てきています。
特徴は根元にボリュームを出さないで毛先に動きをつけることが出来ること。
毛量が多く普通のパーマをかけると広がり過ぎてしまう方にはピッタリですね。
ピンパーマをかけている方のイメージです。
韓国の俳優さんやアイドルがイメージです。名前も判らないのですがイメージはこんな感じですね。
根元のボリュームは少なくさらりと毛先が流れています。
【ゆるめパーマその2「平巻きパーマ」】
※パーマの違いを比較するために残り2つのパーマでも同じ人形を使っています。
このパーマはいわゆる普通のパーマです。
前項のピンパーマとの違いはボリュームとそれに伴う柔らかいさが生れることが特徴ですね。写真からも分かるようにふんわりとした感じが出ています。
平巻きパーマは毛質により髪のボリュームが出づらい方にに向いています。
平巻きパーマをかけている方のイメージ写真です。
個人的なイメージは韓国アイドルですね。こちらも誰かは判らないのですが特徴が出ていると思います。
【ゆるめパーマその3「スパイラルパーマ」】
※パーマの違いを比較するために残り2つのパーマでも同じ人形を使っています。
このパーマはスパイラルパーマの中でも特にゆるめになりますね。
スパイラルパーマというとクルクルしたイメージをお持ちになる方が多いのですが、どちらかといえばウネウネとした動きの縦落ちパーマに近いと思います。
特徴としては欧米人のクセ毛のようにラフな仕上がりになることです。
毛先にハネ感が出ることで軽い印象になります。
スタイリングも楽で、ざっと乾かして、パッとワックスをつければいい感じになります。
スタイリング全般的に言えることではあるのですが、ラフなスタイリングの方が楽な気がしますよね。
ちょこっとくらい跳ねていても気にならないww
このスパイラルパーマをかけている方のイメージです。
世代がばれてしまいますが、ぱっと思い浮かんだのは斎藤工さんですね。
多分、斎藤さん自身はクセ毛なんだと思いますが、パーマをかけるとこんなイメージになりますね。
【ゆるめパーマのデメリット】
ここまでで3種のゆるめパーマを紹介しましたが、デメリットもお伝えしておきます。
どのようなパーマが良いのか判断基準になると思います。
①ピンパーマのデメリット
パーマがとれやすい。
これはゆるめパーマの中でもダントツにゆるいパーマなので仕方がないことだと思いますが、パーマ持ちは悪いです。
毛質やダメージが標準だったとして考えて、乾かし方にも気を使って1ケ月がマックスですね。
②平巻きパーマのデメリット
パーマがとれてきた時に横に広がりやすい。
これは根元よりも毛先にしっかりとカールがつくパーマのかけ方になるので、パーマの取れ方として根本が先にとれてしまいます。
それによって根元のボリュームが無くなった後でも毛先にはパーマが残っている状態になりこのような現象が一定期間できてしまうのです。
③スパイラルパーマのデメリット
キチンとしたスタイリングにしたいときにコツがいる。
スパイラルパーマは良くも悪くも毛先がはねるパーマになるので、毛先の跳ねを消す乾かし方が必要です。
※詳しくは次項で紹介します。
以上が其々のデメリットになります。
ただ、メリットと表裏一体のことが多いので、対応策を理解した上でメリットに目を向けていただくことをお薦めします。
【ゆるめパーマのスタイリング方法】
大きく分けて2つあります。
パーマを「生かす」のか「消す」かです。
ほとんどのメンズパーマの動きは、濡れている時が一番強く、乾くにしたがってゆるくなっていきます。
この性質を利用してスタイリングします。
先ずはパーマを「生かすスタイリング」です。
①動きを固定するために女性用ムースをつける。(スタイリング剤であれば代用可)
何もつけないと動きを固定できなかったり、パサつき安定したスタイリングが出来なくなります
②形を作る
濡れたままで好みの形を作る
③「ヘアディヒューザー」を使って乾かす
ドライヤーのの風を弱める「ヘアディヒューザー」(Amazon等で購入可)で髪の毛を乾かす。
コツは、乾かしながら髪の毛をいじらないこと。
④ヘアディヒューザーを外してから弱風で毛束をほぐす
完全に乾かした後、前髪の隙間やボリュームを足したいトップなどの髪の毛を弱風を当てながらほぐしていく。
⑤スタイリング剤をつける
髪の毛をほぐしたままだとパサつきが出ているので、お好みのスタイリング剤をつけて馴染ませる。
ポイントは濡れたままのパーマの動きをそのまま固定しながら乾かすことです。
動きを一度固定した後だと、ゆるめの動きでも残りやすいのです。
動画でも説明していますのでご確認ください⇓⇓⇓
続いてはパーマを「消すスタイリング」です。
①パサつき予防のため女性用ムースを毛先につける
パサつきを抑えるためにムースをつけます。お好みでオイルなどでも可です。
②強風でドライヤーを振りながら乾かす
風の力で毛先のパーマを伸ばしていく感じです。
③空いた手で髪の毛を大きく振りながら乾かす
髪の毛を大きく振りながら乾かすことで、毛先に遠心力が加わりパーマが伸びやすくなる。
④ドライの仕上げにドライヤーの風上から当てる
まだ毛先に跳ねているところがある場合は、上からドライヤーを当てながら毛先の動きを消していく。
⑤スタイリング剤をつける
スタイリング剤をつける。
スタイリング剤はバームワックスやオイルなど柔らかいスタイリング剤が良いと思います。
ポイントは風と遠心力でしっかりとパーマを消しきることです。
それと、毛先に動きが残っている場合は乾かしきれていなことがほとんどなので、しっかりと乾かすようにしてください。
こちらも動画があるので動画で確認してください。
今回は両極端に生かすか消すかでスタイリング方を紹介しましたが、好みによって途中で調整してももちろん大丈夫です。
【まとめ】
今回はゆるめパーマについて話をしました。
パーマは些細なニュアンスの違いでイメージや雰囲気が変わってしまうので、同じ人形を使用し同じカットでも雰囲気の違いが解るようにしました。
ゆるめパーマは始めてパーマをかける方に選ばれることが多く、その仕上がりでパーマが好きになるのか嫌いになるのかがかかっていると思います。それなので個人的にはパーマをかけて失敗したと思われないよう細心の注意を払いながらパーマをかけています。
皆さんの参考になればと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。