【メンズ髪型】とれかけパーマの復活セットのやり方
とれかけパーマのセットってけっこう難しいですよね?
かけたてパーマは秒でセットが決まるのにひと月半(人によってはひと月)でダメになっちゃう(泣)
そんな悲しい想いをしているあなたに送る「とれかけパーマの復活」をテーマにします。
いろいろなサロンでいろいろな手法が挙げられていますが、それらの方法が上手くいかなかった方は試して欲しいです。
目次
とれかけパーマのセットが難しい理由
とれかけパーマの復活セット①:くるくる乾かす
とれかけパーマの復活セット②:持ち上げ乾かし
とれかけパーマの復活セット③:ワックスの付け方
まとめ
【とれかけパーマのセットが難しい理由】
とれかけパーマがある日突然上手くいかなくなっちゃう理由は3つあります。
①パーマがだれてくる
今回そもそもの目的ですねww
余程毛質に恵まれない限り少しずつパーマはだれてきてしまいます。専門的なことは割愛しますが、重力に逆らえずコイルが伸びた感じになりますね。(泣)
丁度良いボリュームの位置が下にずれ、毛束の動きも曖昧になってしまいます。
②伸びてきてシルエットが崩れるから
髪はひと月に約1cm伸びます。
それにより頭が一回り大きくなり、ボリュームの位置もずれてきてシルエットが崩れるのです。
これにより、特に髪の毛が硬く太い方はよりボリュームが出てしまい爆発してしまいますね。
③毛先にパサつきが出る
濡れている時に良い感じなのに乾くと毛先がパサついちゃう、これもパーマにつきものの悩みのひとつになります。
髪の毛は、根本から新しい細胞が生まれてくるので根本より毛先の方が傷んでいます。
それに加えてパーマも毛先に残りやすいので、ダメージと動きによりパサつきが出てしまうのです。
それなので、濡れているときの動きや質感をどれだけ残せるかが「とれかけパーマのセット」を成功させるポイントになります。
【とれかけパーマの復活セット①くるくる乾かす】
復活セットの一番目は「くるくる乾かす」です。
口でお伝えしても分かりにくいのでYouTubeをご覧ください(ジャストで始まります)
動画にもありますが、初めに女性用のムースをつけて、過度に乾くことと形をキープし易くします。
乾かす時の抑えるポイントは
①弱風で乾かす
②手首を振らない
③ドライヤーを頭皮に近づける
④常に移動しながら乾かすこと
になります。
特に①、②に関しては、逆のことをするとパーマの動きを消してしまうので絶対NGなので気を付けてくたさいね。
③は毛先に湿り気が欲しいのでドライヤーは頭皮にくっつくくらい近づけてください。
④は逆のことを結構やりがちなのですが、全体が少しずつ乾いていくようにすると全体的なイメージがつきやすいのでおススメしています。
この「くるくる乾かす」だけでも良い感じになる方もいらっしゃるので、そういう方は次の②をとばして、③のワックスの付け方に進んでくださいね。
【とれかけパーマの復活セット②持ち上げ乾かし】
続いては「持ち上げ乾かし」です。
こんな名前はありません、作りましたww
髪の毛は濡れていたり、湿った状態から乾くときに形が作られます。
その特性を利用した乾かしかたです。
簡単に言えば動きが弱くなった毛先を持ち上げながら乾かすということです。
これも動きを見ないとわからないと思うので動画を見てください(ジャストで始まります)
動画では1回の動きを見せていますが、実際はそれを連続してスタイリングしてくださいね。
一番のポイントは握り込まないこと。
動画でもありましたが、それをしてしまうときれいな動きが出せないからです。
この段階では少しボリュームがあるなぐらいに仕上げておくと次のスタイリング剤をつけたときに良い感じに仕上がると思います。
【とれかけパーマの復活セット③:ワックスの付け方】
復活セットの最後は「ワックスの付け方」になりますね。
ここまでムースをベース剤としてスタイリングしてきましたが、最後はスタイリング剤をつけて仕上げましょう。
使うスタイリング剤はどのようなものでも良いのですが、「つやの出るスタイリング剤」を使ってください。
とれかけパーマの場合、弱まった動きをしっかりと見せる必要があるからです。
boucleで使っているスタイリング剤をご紹介します。
ナチュラルに仕上げたい時は「セフティ COCUU BALM」。
女性用のバームワックスですが纏める力が他のワックスよりも強いです。更にリップクリームやハンドクリームとしても使うことが出来るので、在宅ワーク中の方がラフに使うのにも向いていると思います。
しっかりと動きをキープしたい時は「フィオーレ クリエイティブデザインハードワックス」。
グロスワックスと普通のワックスの中間くらいのワックスで、適度なつや感と操作性の良さが絶妙なワックスです。
良いところは束感が長く続いてくれることですね。
ここからはスタイリング剤の付け方ですね。
こちらも動画で確認してみてくださいね(くどいけれど、ジャストで始まります!!!)
ポイントは「いいこいいこ」するように手を振りながらつけること。
そして、手の振り方は小さく細かい動きにすると良いと思います。
理由は、前項までで動きは出してあるからです。せっかく作ったベースをあえて壊す必要はないですよね。
つやの出るスタイリング剤で動きを纏めて、シルエットに隙間を作ってあげれば良い仕上がりになると思います。
それと良く見かけるのは、前髪やトップなどはバッチリ決まっていても、もみあげや襟足などが疎かになっているケースですね。
ここが抜け感がなく重いと野暮ったくなるので気を付けてくださいね。
もちろん仕上げにスプレーで固定しても良いですね。
【まとめ】
最後までご覧いただきありがとうございました。
今回の動画はお客様の「スタイリングが難しい」の一言から作らせていただきました。
あえて、他の美容師さんとは違った切り口を紹介させてもらいました。
この動画を見ていただいた方には、今までのやり方に囚われず自分なりのスタイリングの探究をしていただければと思います。
皆さんのスタイリングの参考になればと思います。
篠原
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